20150914千年和紙-2.jpg2014年11月27日、ユネスコは「和紙 日本の手漉き和紙技術」を無形文化遺産に登録しました。1000年以上続く日本の手漉き和紙についていま世界中が注目をしています。しかし一方で、この世界遺産に登録された『埼玉県の細川紙』『岐阜県の本美濃紙』『島根県の石州半紙』以外でも素晴らしい手漉き和紙が全国にあります。江戸時代には和紙に漆を塗って鎧にしたり柿渋を塗って傘にしたり様々な用途に和紙が使われていましたが、現在は洋紙や機械すきの紙に押されてどんどん減ってしまっています。このままですと、いずれ手漉き和紙が無くなってしまうのではないかと危惧されます。全国手すき和紙連合会と協力して何とかこの手漉き和紙を皆様に知っていただき使い守っていきたいと考えます。
第1回目は和紙についての総合的な話と実際に書を書いてみようという試みです。今後皆さんと実際に和紙に触れたり書いたり灯りにしたり壁に貼ったりと様々な使用法を考えたり勉強していきたいと思います。
2020年のオリンピックに向けて手漉き和紙を皆様で広めていきませんか。

日 時・ 9月23日(水・祝)
時 間・ 開場:14時30分  15時 ~ 19時
参加費・ ¥3,000(税込)
定 員・ 30名 (お早目にご予約ください)
場 所・ マスミスペースMURO
東京都豊島区巣鴨4−5−2マスミ東京本社2F

●第一部 : 和紙とは?(セミナー)
なぜ、和紙に囲まれた生活では子供のぜんそくやアレルギーがおさまるのか?そもそも、和紙って何がすごいんだろう?明日から人に話したくなる、和紙の歴史から知識を、日本中の和紙を扱う横尾さん(マスミ東京代表)からお話し頂きます。世界で一番素晴らしい和紙を漉く職人は誰なのか、おどろくべき秘密もお伝えします。
私たちが日本の伝統文化とどう向き合うべきなのか、強く、新しい示唆が生まれるはずです。

●第二部 : 和紙を使ってみる(ワークショップ)
毎日使っている紙と和紙は何が違うのでしょうか。簡単な書道のワークショップを通し、「違いを知る」時間を共有していきます。違いを知ってしまったとき、誰かに和紙で手紙を書きたくて仕方なくなるかもしれません。また、書道家の鈴木猛利さんにお越し頂き、紙ごとにどんな違いが生まれるか、参加者で楽しめればと思っております。紙を知り、見る書の価値はまた違ったものになるはずです。

●第三部 : 和紙の未来を作る(オープンイノベーションMTG)
書道家や和紙に関わる方たち、そして偶然に集まった方たちとで、今日知った和紙の未来像を描いていきます。業界の問題が出てくるかもしれません、ビジネスアイデアに繋がるかもしれません。秀逸なアイデアは、マスミ東京や政府系機関と協力しながらプロジェクト化の方向性を探っていきます。

申込み・問い合わせ

事務局 河田夏樹 natsuki.kawata(at)gmail.com
※(at)を”@”に置き換えてください。

株式会社マスミ東京
TEL : 03-3918-5401
e-mail : info(at)masumi-j.com
※(at)を”@”に置き換えてください。

主 催・ 2020
協 賛・ 株式会社マスミ東京、一般社団法人ゆらび、六本木稽古場、全国手すき和紙連合会