[裂地と水引のコラボレーション企画]

マスミ東京 × アトリエfeuille

日本ならではの水引細工と表具材料を合わせ、ミニチュアながら高級感のある重厚な仕上がりです。翌年まで桐箱に収めることが出来ます。

オンラインショップでご購入できます。

 

端午の節句

 

こどもの日とされている現代

時代とともに端午の節句の設えは、「兜や鯉のぼりを飾る日」と変化してきました。

紐解けば季節の変わり目である端午の日に、病気や災厄をさけるため薬草を摘んで邪気をはらうためのものだったそうです。菖蒲やヨモギや笹といった薬草で菖蒲湯に浸かったり、粽(ちまき)を食し、病気や災いを祓う為のものだったと記されています。

古来からの慣習、行事は意味を持って行われていました。行事として残っていても本来の意味は忘れがちです。

日本には四季があります。

四季折々の自然の恵みに感謝して無病息災を祈ったり、繁栄や平和を願うのは日本ならではの慣習でしょう。五節句の一つ、四季の変わり目に身体を労り自然の芽吹きや実りを感じ感謝を表す節句。

その思いを小さいながら沢山の意味とこだわりを込めた兜飾りです。毎年節句に心を寄せる機会となれば幸いです。

 

【内容】

セット内容  詳細 寸法
裂地の兜 13㎝ × 7㎝
前立て 水引細工 巾6~7㎝の結び
台座 掛け軸の軸先(漆塗り朱×黒) 2.5㎝ × 5㎝
総角(あげまき)結び 武具に使われる人型結び 巾9㎝ × 18㎝ (房まで)
桐箱 職人によるオリジナル桐箱 17㎝ × 11㎝ × 10.5㎝
防虫香

使われている和紙は世界遺産にも指定された小川の楮紙を使用。
大切に桐箱に納め防虫香を忍ばせ、来年を待ちます。

 

<企画・製造・販売>

株式会社マスミ東京

<協賛>

アトリエfeuille 山口葉子

 

【表装裂地】

 

1300年以上前大陸からシルクロードを渡り伝えられてきた織物。

日本は独自の織物文化として茶席の名物裂や能装束などに使用されてきました。そんな伝統織物は掛け軸、屏風など表装裂地として発展、継承され現在も織られ世界に類の無い伝統織物である。その中から兜の勇ましさと平和を願う文様を選びました。

 

【水引】

 

明治35年創業 信州飯田神明堂謹製。珠の緒水引を使用しています。
「凛のいと」は西陣織や祇園祭りの懸装品で使われる金銀糸を使用し、光沢ある水引を組み合わせて多彩な輝きを放ちます。
「悠のいと」は滑らかでしなやかな肌触りの良い新しい糸を使い、日本の四季を彩る色を厳選しました。

 

【水引飾り 前立て

 

兜の前方に付ける装飾を「前立(まえたて)」と呼びます。これは武士が己の武や存在を誇示するための装飾で願いや祈り、信条の篭められたものです。

 

商品①袈裟結び

 

お釈迦様の有り難く尊い経文が遠くへ散らぬよう結び留めておく意味が込められている結びの袈裟結びをアレンジしました。
大切な話や言葉を聞く傾聴力の大切さは相手との信頼関係にも繋がるーこの信条を篭めた結びを選びました。

 

商品②松結び(鹿)

 

日本書紀にも5月5日は「薬日(くすりび)」と記されている。
推古天皇は百官を率いて、奈良県の兎田野(うだの)で、鹿茸(ろくじょう・鹿の若い角)と薬草を採取する薬狩りを行なったそうです。端午の節句には厄除けや無病息災を祈願する意味合いも含まれています。「健康と長寿」の願いが込めてられている縁起の良い松結びをアレンジして鹿をモチーフとしました。

 

商品①・②共に、国結び付

 

結びの形が国に似ているので国を取るから転じて「天下取り」を意味するとされています。

 

【台座】【桐箱】

 

掛け軸の表装に使われる軸先を使用しています。
漆に金箔の黒と朱を組み合わせています。お好みで黒塗と朱塗の上下を変えて楽しめます。
軸を納める桐箱職人によるオリジナル桐箱です。